ガールズ&パンツァーの感想
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今回はいま最終章第3章が劇場公開真っ只中のガルパンの感想。
見てない人向け感想
女の子たちが自分たちの学校の廃校を防ぐために戦車での模擬戦をする「戦車道」ってスポーツの全国大会優勝を目指して頑張る話。
戦車戦車戦車って感じのアニメだけど戦車についての知識が全くなくても楽しめた。
試合はとりあえず相手の戦車を攻撃して使えなくすれば勝ちって感じで戦車そのものを深く掘り下げたり専門用語がたくさん出てきたりということもなく単純な試合だけで話が進むから特に頭を抱えることもなく見れる。
アニメ12話、OVA1話、劇場版、最終章1~6話って構成で冒頭で書いた通り今は3話が公開中。
最終章とは銘打っているけど劇場版も含めてアニメの後日談といった感じで2期的な感覚に近いから最終章みないと物語が完結しないとかいうことはなくアニメでちゃんと完結する。
とにかくテンポがよくて、よくある試合中やバトル中の描写を延ばしに延ばして尺稼ぎなんてことは一切ない。かと言って端折りすぎというわけでもなくてしっかり試合の展開に抑揚があって飽きずに楽しく見れた。
ストーリー全体でみても起承転結がしっかりしててまず目標があってそれのためにあれこれしてでも困難が立ち塞がってっていう分かりやすいストーリーだから何も考えずに見れるからアニメ初心者にもおすすめ。
ただ世界観の都合上、男のメインキャラが一切出てこないから女の子だけのアニメは苦手だなーって人は好きじゃないかも。でも百合じゃないよたぶん。
劇場版はアニメの後日談、ストーリーとしての重要性はそこまで高くないけど最終章の導入になってる部分もあるから後日談であり序章みたいな感じ。
そしてその最終章は全6話で今3話だけど1話が2017年12月、2話が2019年6月、3話が2021年3月と1話間のスパンが余裕で1年越えてる。
そのくせ毎回終わりが続きが気になる終わり方っていうなかなかにいやらしい仕様。
小出しにしてんじゃねえよって言いたいとこだけど逆に言えば少なくともあと3年くらいはガルパンの新しいコンテンツが供給されるということで、そう考えるとなかなかいいのでは?って思ってる。
難民化したくない人にもオススメ
見た人向け感想(ネタバレ有)
絶望感の与え方と解決策がすごいなーって。
サンダースは絶望というかセコ!って感じだけど戦況が圧倒的不利だったのは間違いない。
プラウダ戦の全包囲とかマウス登場とか…
全部の試合においていやーこんなんどうしろってのよって状況を天才的な戦略で突破してくからみぽりんすげーが止まらん。最後の姉妹タイマン作ったのもすごい。
弱い手札であの手この手つかって勝ててるのがすごい。ご都合主義とかじゃなくて本当に戦略で勝ててるから展開に納得いくし見てる途中でうーんってなることが無い。
あんこうチームのみんなが適材適所で活躍できてるのもアツいしスポーツらしく試合の後は互いに認めあってみたいなのも王道でいい。それで昨日の敵は今日の友のごとく劇場版のごちゃ混ぜエキシビションマッチはお祭りで楽しいしVS大学生のオールスターはめちゃくちゃ燃えたし萌えアニメの皮を被った良いスポ根アニメだった。
本当は最終章全部見終わったら感想書きたかったけどそんなん待ってたら3年後だからね。
早く続きみたいなー
Charlotteの感想
今回はP.A.WORKSさんのアニメ、Charlotte(シャーロット)の感想を書いてこー。
前の読んでない人、よかったら前のも読んでね
見てない人向け感想
5秒だけ人の精神を乗っ取れる能力に目覚めた主人公が彼と同じように特殊能力を持つ少年少女がいる生徒会に入り特殊能力を悪用している人たちを懲らしめる話。
全13話とは思えないほど内容が濃くてどんどん引き込まれるストーリーだった。
このアニメの評判なんかを調べると尺が足りてないとか風呂敷を広げたきり畳めてないなんて意見をチラホラ見かけるけど全然そんなこと無かった。
主人公とその周りを主軸に考えればしっかりとストーリーはまとまっているし後半は確かに急展開で驚いたけどすごく疾走感があってテンポがいいから次へ次へと続きを観たくなる。
アニメは数日に渡って見ることがほとんどだけどこのアニメに関しては続きが見たすぎて一日で全て見終わっちゃった。
しかも見た当時はスマホやらネットやらを持ってなかったもんだから動画みたり感想みたりで余韻に浸ることもできずで喪失感に見舞われて翌日丸一日寝込んだ(ガチ)。
それほどまでに引き込まれるストーリー。
しっかり日常パートもありかっこいいところも泣けるところもある大事なところをちゃんとおさえてる。
萌え萌えというわけでもなくエロいシーンもないからそういうのに抵抗ある人でも安心して見れる自信をもってオススメ出来る作品です。
見た人向け感想(ネタバレ有)
サブスクじゃなくてテレビでちゃんと観た数少ないアニメだし当時見てたアニメの中でぶっちぎりによかったからすごく印象に残ってる。
なにがよかったって有宇に奈緒がピザソース使ったオムライス食わせるところ。いまそのシーンだけ見ても涙止まらんくなる。
歩未大好きだったから死んで絶望して見るのやめたいレベルで落ち込んだけど続き気になってみたらこんな感動シーンがあるなんて思わなかった。まさかピザソースオムライスをここで使って泣かせてくるかあって。
全アニメの中でも屈指の大好きなシーン。
しかもその衝撃的な出来事でそれ以前のストーリーの印象が薄くなってたから奈緒が野球のときにわざわざ有宇にマインドジャックを命じた違和感を忘れてて後から略奪の能力が明かされた時は度肝抜かれた。野球のところがしっかり伏線になっててしかも上手いこと違和感を忘れてるっていうすごさ。
後半の超展開もハッキリ言ってめちゃくちゃ面白かった。特に有宇が治癒の能力を手に入れてこれで目を治せば過去に戻って熊耳を助けれるってとこで使命を果たすことを優先して踏みとどまったところに成長を感じてグッときた。
前泊、目時、七野が急に出てきて尺不足なんてことも言われてるけどあくまでも隼翼陣営ってことで物語のいちばん伝えたいところには関係ないって割り切れば掘り下げられてなくても納得できる。
あの内容を13話に落とし込めたのが凄い。
ラストも記憶喪失っていう絶妙な切なさで多くの人は納得だと思う。廃人になっておしまいってバッドエンドじゃ今まで何を見せられてたんだ、で鬱アニメ確定だしだからといって完全回復じゃあご都合主義すぎるからあれがいちばん良かった。
それで全部見終わったあとにオープニングテーマを聞くとすべてアニメの内容が歌われてることに気づいて更に泣けると。
ひとりきりじゃなかった
この手に握るものがどうやら証拠
弱さをかなぐり捨て
たとえ化け物になろうとも帰ってやる
あー大好き
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新世紀エヴァンゲリオンの感想
一発目は今ホットなエヴァ。公開からだいぶ期間が経ったとはいえ今日で興行収入はシン・ゴジラの82.5億円を超え82.8億円で庵野秀明総監督作品の最高記録を更新!
おかげさまで公開59日目にして
— エヴァンゲリオン公式 (@evangelion_co) 2021年5月6日
興行収入“82.8億円”
『シン・ゴジラ』(82.5億円)を超え、#庵野秀明 総監督作品
最高記録更新
観客動員542万3475人
本当にありがとうございます。#シンエヴァ 上映中
ご鑑賞の際には感染対策にご協力ください。
シアターリスト
👉https://t.co/2IZOYTVwrC
いつまで公開するかわかんないけどこのまま100億にいったらいいですな。
これから書いていくことだけどエヴァは鬼滅の刃だとかジブリだとかの大衆向けのアニメじゃなくて超コアな作品。この作風で100億に迫るって超すごいよ。
というわけで
ざっくりと感想
少年少女がエヴァンゲリオンっていう兵器に乗って使徒っていう人間の敵と戦う話。
話がめっちゃ多くて難しいって敬遠してたけどエヴァ好きな友達にぜひ見てほしいって言われたから視聴を決意。
見ようと思って実際に調べてみると実はそんなに多くなくて
※シト新生DEATH編REBIRTH編もあるけどDEATHはテレビアニメの総集編、REBIRTHはAirと内容がおなじだから割愛
となっていて2クールアニメと映画5個だからそんなに重くない。友達には新劇場版だけみれば大丈夫って言われたけど2クールくらいならと思ってアニメと旧劇場版もみた。
テレビアニメ
テレビアニメはハッキリ言ってわけわからんかった。初めの方はなーんだ普通のアニメじゃん!ってなるけどだんだんよく分からんくなってくる。難しいからって敬遠してる人は心配しなくてもみんな分からないから大丈夫。
旧劇場版
旧劇場版はテレビアニメの25話と26話の別の場面?って言うのが正しいのかな。そこが描かれてるものでこれを見るとテレビアニメのわけわからん終わりが少しわかるかも。それでも意味わからんのは変わらなくて当時リアルタイムで見てた知り合いはやっつけ仕事すんな!って激怒してたらしい。
ただ今思えばこのテレビアニメと旧劇場版はとっても大事で、それについてはこれから書いていくんだけどもね、別に新劇場版はテレビアニメと旧劇場版の続きとかじゃないんだけど大事だと思う。
新劇場版・序
テレビアニメ6話くらいまでのリメイク。
絵柄とか動きが現代技術でよくなってるだけで内容はほとんど変わんない。若干ちがうところもあるから出来れば見た方がいいかなって感じ
新劇場版・破
ここからかなり変わってくる。本当に根幹となる部分は変わってないんだけど旧シリーズでは登場しなかったシーンがたくさん出てきたり新キャラが出てきたりで「序」とはうってかわって結構ちがうね!ってなる。でもリメイクでもまだ通用するライン。
新劇場版・Q
破から14年経った世界の話。もはや全くの別物。コレ見て旧シリーズとは全くの別物なんだなあと悟った。自分がエヴァをみたときはここまでしか公開されていなかったからエヴァ好きな友達が「最悪新劇場版だけみれば大丈夫だよ」って言ったのも頷ける。
でもこの考えは今公開中の𝄇をみて覆される。
新劇場版・𝄇
普通にQの続き。あまり詳しくは言えないけど今までのエヴァのイメージを覆す作品。
従来のエヴァは作中でほとんどを語らず物語の真相は妄想の中でしか作れないものだったけど今回はほとんどの謎が明らかになった。
言い方が正しいかはわからないけど昨今のわかりやすい作品というトレンドに近くなっている気がする。それでも考察できるところはたくさんあって観た後に他のエヴァ好きと語り合うのはとっても楽しい。解釈が一致しないところが結構あって議論しがいのあるものというところは同じ。
そして旧シリーズを見た人がこの作品を見れば必ず旧シリーズを見てよかった!ってなるはず。決して旧シリーズの続きではないし全く別の話だけど必ず見てよかったってなる。だからこれからみる予定の人はぜひ旧シリーズからみてほしいなって。
総合
新劇場版・Qまでは難しくて近寄り難いイメージのエヴァだけど𝄇まで含めれば全然そんなことなく普通にわかるアニメになってる。
とはいえ考察する場所がたくさんあり2週目3週目と何回も見て発見できるものがたくさんあるし他の人と語り合うことで更に面白さを見い出せる、今風のアニメが好きな人も難解なアニメが好きな人も楽しめる。ある意味で誰にでもおすすめできるアニメ。
なによりエヴァンゲリオンは超ビッグネームでそこらでコラボやらイベントをやってるからエヴァを見て好きになればそういうものも楽しめて日常に楽しみが生まれる。そう意味でも見て損は無い作品。
超オススメです。
視聴済みの人向けの感想(ネタバレ有!)
シンジとアスカが喧嘩して醜態晒して同居してユニゾン完璧にして敵倒したけど結局喧嘩して…みたいなやり取りしてた時は完全にフッッツーのラブコメバトルアニメだと思ってたし何がわけ分からんのかわかんなかったけど上層部の思惑があーだこーだしてきたあたりからぶっちゃけ話についていけんくなって何回も見直した。
そんでエヴァをわけわからんアニメに至らしめた25、26話。最初みたときほんとに?????だったしおめでとう!ありがとう!ってなんやねんwwwって感じだった。
でもでも𝄇観た人ならわかってくれると思うんだけどあそこのシーンはめちゃくちゃだいじだったよねっていう。
劇中で出てきたカヲル君がシンジに対して言った「君は心の中だけでなく現実でも立ち直ったんだね」的なセリフはおめでとうありがとうのとこで精神世界だけで立ち直ったシンジと新劇場版でしっかりと成長したシンジを対比させててあれはアニメ観た人向けの泣かせる演出だなーって。
ゲンドウのお前があのとき拒絶した皆がひとつになる選択肢だみたいなセリフといい、あれ?旧シリーズとリンクしてる?って思えるシーンがちょこちょこあって旧から新まで全部でひとつの作品なんだなあって実感出来た。
わかりやすすぎてこんなのエヴァじゃねえって意見もチラチラ見たけど個人的には綺麗に畳んでくれたしハッピーエンドだしよかったかなって思ってます。
でもアスカの使徒化で超燃えたのに一瞬で噛ませにされたのだけ悲しい。ちなみにアスカはケンケンとくっついたわけじゃなくてケンケンに父性を感じてたってだけだと思ってる。異論は認めるかかってきなさい。
なんか直近でみたのが𝄇のせいでほとんどそれの感想みたいになっちゃったけどシリーズ通して話したいこととかたくさんあるんでもしお話してくれる人いたらTwitterフォローしてお話してくれたら嬉しいな。コメントでも大歓迎!
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